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【完全ガイド】解体返納とは?軽自動車の廃車手続きを初心者向けに徹底解説

  • 執筆者の写真: carweskia
    carweskia
  • 20 時間前
  • 読了時間: 11分

軽自動車を手放すことになったとき、「解体返納」という手続きが必要になることをご存知でしょうか?事故で大破してしまった車や、長年使わずに放置している車、自然災害で損傷した車など、もう二度と公道を走ることがない軽自動車は、適切な廃車手続きを行う必要があります。

しかし、解体返納がどのような手続きなのか、どんなときに必要で、何を準備すればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。手続きを怠ると、使っていない車に対しても税金を払い続けることになってしまいます。

そこで今回は、軽自動車の解体返納について、基本的な仕組みから具体的な手続きの流れ、必要な書類、かかる費用まで、初心者の方にも分かりやすく詳しく解説します。この記事を読めば、解体返納の手続きを安心して進めることができるでしょう。


1. 解体返納とは?軽自動車を完全に廃車にする手続きを解説

廃車

解体返納とは、軽自動車の登録を完全に抹消し、公道で運転できない状態にするための手続きです。この手続きを行うことで、車両は再び登録されることがなく、使用されることが一切なくなります。したがって、解体返納は車両が今後全く使われないと判断した場合に行う重要なプロセスです。


解体返納の主な目的

解体返納の手続きは、以下のような場合に適用されます:

  • すでに解体された軽自動車: 使用が終了した車両が解体された場合、その状態に応じて正式な廃車手続きを行うことができます。

  • 廃車を決定した軽自動車: 事故や自然災害によって使用不可能になった車両や、盗難に遭い行方不明になった軽自動車も該当します。

このように、解体返納は軽自動車の状態に応じた適切な廃車手続きであり、登録情報を完全に無効にすることが可能です。


手続きの流れ

解体返納を進めるための具体的な手順は以下の通りです:

  1. 解体業者に依頼: 最初に、軽自動車を解体する専門の業者に依頼し、実際に車両を解体してもらいます。

  2. 必要書類を準備: 解体が完了した後、手続きに必要な書類を整えます。主に以下の書類が必要です。 - 車検証 - ナンバープレート(前後2枚) - 使用済自動車引取証明書 - 自動車検査証返納届出書 - 軽自動車税(種別割)申告書(地域によっては不要)

  3. 解体の報告: 解体業者からの報告を受けたら、15日以内に関連手続きを完了させる必要があります。


解体返納に必要な書類

スムーズに解体返納を済ませるために必要な書類は以下のものです:

  • 車検証: 現在の登録状況を確認するために必要不可欠です。

  • ナンバープレート: 解体の際に外し、保管しておく必要があります。

  • 使用済自動車引取証明書: 解体業者から受け取る重要な書類です。

  • 自動車検査証返納届出書: 軽自動車検査協会で入手可能です。

  • 軽自動車税(種別割)申告書: 地域によって必要かどうか異なるものの、廃車時には準備しておくと安心です。

解体返納は自動車を完全に廃車にするための重要な手続きであり、必要な書類や流れを事前にしっかり確認することで、手続きが円滑に進むことでしょう。


2. 解体返納が必要になるのはどんなとき?具体的なケースを紹介

カーウェス

解体返納は、軽自動車を公道で運転できないようにする手続きであり、特定の条件下で実施されます。以下に、解体返納が必要となる具体的なケースをいくつか紹介します。


事故や災害による使用不可能な場合

事故や自然災害によって、自動車が大きな損傷を受けた場合、その車両は運転可能でないことがあります。特に、以下のようなケースでは解体返納が求められます。

  • 重大な事故による損傷: 車両の安全性が損なわれ、もはや使用できない状態。

  • 災害による水没・火災など: 例えば、水害や火災により車両が破損した場合。


動かすことができない場合

事故や自然災害のほかにも、動かすことができない状況がある場合、解体返納が必要です。具体的には以下のようなケースがあります。

  • 故障により走行不可: 長期間使用されないまま故障が進行し、修理不可能な状態。

  • 駐車場や所有地からの移動が難しい状況: 例えば、利用可能なスペースや交通手段がない場合。


盗難車両の場合

盗難にあった軽自動車の行方が不明な場合も、解体返納が考慮されることがあります。その理由は以下の通りです。

  • 回収の見込みがない: 警察への届け出が済んでも、車両が発見されない場合。

  • 登録情報の抹消を希望する場合: 車両の再登録ができなくなるため、所有権を明確にするための手段として解体返納を選択することがあります。


使用しない軽自動車の解体

経年劣化や使用頻度の低下から、もはや使用しない軽自動車を所有している場合、解体返納が適応されます。具体的には次のような理由が考えられます。

  • 長期使用計画がない: 車両を使用する予定が全くない、または将来的にも使用しない見込み。

  • 維持費の負担が大きい: 車両の維持にかかる費用が高くなり、手放したいと考えるオーナー。

これらの状況下では、解体返納を通じて自動車を正式に廃車手続きすることができます。これは、不要な負担を軽減し、適切に自動車の登録情報を管理するために重要な手続きです。


3. 解体返納の手続きに必要な書類と準備するもの

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解体返納を実施する際には、いくつかの重要な書類を準備することが必要です。これらの書類は手続きがスムーズに進むためには欠かせないものです。ここでは、解体返納に必要な書類の詳細を紹介します。


必要書類一覧

  1. 車検証 - この書類には、車両の登録状況や所有者の情報が記載されていますので、必ず持参する必要があります。

  2. ナンバープレート(前後2枚) - 車両を特定するために欠かせないナンバープレートは、解体前に必ず取り外しておきましょう。解体業者が取り外してくれる場合もありますが、返納手続きには必要不可欠です。

  3. 使用済自動車引取証明書 - 解体業者からの車両引き渡し時に発行されるこの証明書がないと、手続きが進まないため、必ず業者に確認し、受け取っておくようにしましょう。

  4. 自動車検査証返納届出書(及び解体届出書) - 軽自動車検査協会での手続きに必要な書類で、窓口でその場で受け取ることができます。

  5. 軽自動車税(種別割)申告書 - 地域によっては不要な場合もありますが、必要な際は市区町村の税務課で取得することが求められます。


書類準備の注意点

  • 解体報告のタイミング: 整理された解体報告を受けた後、15日以内に手続きを完了させることが求められます。報告が遅れると、その後の手続きが困難になる可能性があるため、注意が必要です。

  • ナンバープレートの保管: 解体前にナンバープレートを取り外し、安全な場所に保管することが重要です。紛失すると、その後の手続きに支障をきたす恐れがありますので要注意です。

  • 必要な書類の確認: 各書類には有効期限や発行条件があります。前もって、すべての書類が揃っているかを確認することが重要です。

これらの書類をあらかじめ整理しておくことで、解体返納の手続きがスムーズに進むことが期待できます。自身の状況に応じて必要な書類をしっかりと準備することで、手続きが円滑に行えるようにしましょう。


4. 解体返納の手続きの流れを詳しく解説

車

解体返納は、軽自動車を正式に廃車とするために欠かせない重要なステップです。このプロセスをスムーズに行うためには、事前に必要な書類を整えておく必要があります。ここでは、解体返納の手続きの流れについて詳しく解説します。


手続きの全体像

解体返納の手続きは、以下の主要なステップで構成されています。

  1. 必要書類の準備

  2. 解体業者による解体作業

  3. 軽自動車検査協会への訪問

  4. 書類の提出と手続きの完了

それぞれのステップを一つずつ見ていきましょう。


必要書類の準備

解体返納を実施する際には、以下の書類を必ず揃えておくことが求められます。

  • 車検証: 現在の所有者を示す自動車の登録証明書。

  • ナンバープレート: 軽自動車の前・後のナンバープレート各2枚を用意する必要があります。

  • 使用済自動車引取証明書: 解体業者から発行される書類で、解体作業が終わったことを証明します。

  • 自動車検査証返納届出書および解体届出書: これらは軽自動車検査協会で手に入れることができます。

  • 軽自動車税(種別割)申告書: こちらは地域の市区町村役場で取得することが必要です。


解体業者による解体

選定した解体業者に軽自動車の解体を依頼します。この際、解体作業を始める前にナンバープレートを外して保管することが重要です。そして、解体が完了した際に発行される「使用済自動車引取証明書」を受け取ることで、解体作業の完了が確認できます。


軽自動車検査協会への訪問

解体が終わった後は、軽自動車検査協会で必要な手続きを進めます。以下の流れが一般的です。

  1. 必要書類の受け取り: 軽自動車検査協会で自動車検査証返納届出書と軽自動車税申告書を入手します。

  2. ナンバープレートの返納: 必要な書類にサインをし、ナンバープレートを返納します。

  3. 書類の提出: すべての必要書類を窓口に提出し、確認を受けます。


書類の提出と返納手続きの完了

提出した書類に不備がなければ、解体返納の手続きは無事完了します。このプロセスが正常に進むことで、軽自動車の登録情報は完全に抹消され、再使用はできなくなります。

解体返納は法律に則った手続きであるため、その流れをしっかりと確認しておくことが大変重要です。手続きを円滑に進め、安心して解体返納を実施できるよう心がけましょう。


5. 解体返納にかかる費用と還付されるお金について

自動車

解体返納を行う際には、さまざまな費用が発生します。その一方で、還付されるお金についてもしっかりと理解しておくことが大切です。このセクションでは、解体返納にかかる具体的な費用や、還付される金額の詳細を詳しく解説いたします。


解体返納に必要な費用

  1. 手数料 - 運輸支局や軽自動車検査協会の手数料:

    • 一時抹消登録や一時使用中止の手続きを行う際には、357円の手数料が発生します。しかし、永久抹消登録や解体返納の場合には、この手数料は免除されます。

  2. 解体費用 - 車両を専門の業者に解体してもらう際は、解体費用が必要です。こちらの料金は業者により異なりますが、一般的には2万円から3万円程度が相場となっています。

  3. 運搬費用 - 廃車にする車が自走できないときや、解体業者の元に運搬する必要がある場合には運搬費用が発生します。この運搬費用は、業者や運搬の距離によって変動し、数千円からおおよそ3万円程度が一般的です。


還付されるお金

解体返納を実施後、返還される可能性のある金額について詳しく見ていきましょう。

  1. 自動車税種別割 - 自動車税種別割は、毎年4月1日現在の所有者に対して課せられる税金です。永久抹消登録を行うことで、未経過月数に対する自動車税が還付されます。ただし、3月中の登録の場合は還付の対象外となるため、注意が必要です。

  2. 自動車重量税 - 車両の重量に基づいて課される自動車重量税についても、解体返納時に事前に支払った未経過分が還付されます。これは一般的な自動車の永久抹消登録や軽自動車の解体返納に適用されます。

  3. 自賠責保険・任意保険の保険料 - 車両の廃車に伴い、自賠責保険や任意保険の未経過分が返戻される可能性があります。自賠責保険については、契約の残りが1ヶ月以上ある場合に還付対象となり、任意保険の返金については保険会社によって異なるため、事前に確認することが重要です。


まとめ

解体返納を行う際には、いくつかの費用が発生しますが、それに伴い一部の税金や保険料が還付される

可能性もあります。これらの情報をしっかりと参考にして、自分に合った計画を立てることが何より重要です。特に還付手続きに関しては、事前に確認を行い、スムーズな進行を心掛けましょう。


まとめ

解体返納は軽自動車を完全に廃車にするための重要な手続きです。事故や災害、長期の使用停止など、

さまざまな状況で解体返納が必要となります。必要な書類を事前に準備し、解体業者への依頼、軽自動車検査協会での手続きなど、スムーズな流れに従って進めることが重要です。また、手続きにかかる費用や還付される金額についても理解しておくと良いでしょう。解体返納を適切に行うことで、不要な負担を減らし、自動車の登録情報を適切に管理することができます。

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よくある質問


解体返納はどのような目的で行うのですか?

解体返納は、事故や災害による使用不可能な車両、盗難車両、長期間使用しない車両などについて、車両の登録を完全に抹消し、公道で運転できない状態にするための手続きです。これにより、車両の再使用を防ぐことができます。


解体返納に必要な主な書類はどのようなものですか?

解体返納に必要な主な書類は、車検証、ナンバープレート、使用済自動車引取証明書、自動車検査証返納届出書、軽自動車税申告書などです。これらの書類を事前に準備することで、手続きがスムーズに進みます。


解体返納の手続きの流れはどのようになりますか?

解体返納の手続きの流れは、1. 必要書類の準備、2. 解体業者による解体作業、3. 軽自動車検査協会への訪問、4. 書類の提出と返納手続きの完了という順になります。これらのステップを確実に踏むことが重要です。


解体返納にはどのような費用がかかりますか?

解体返納には、手数料、解体費用、運搬費用などの費用がかかります。一方で、自動車税種別割、自動車重量税、自賠責保険や任意保険の未経過分が還付される可能性もあります。事前に費用と還付額を確認することが重要です。

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