脱輪したら!? 落ち着いて対処するドライバー必見の解決策
- carweskia
- 2024年6月28日
- 読了時間: 5分
更新日:1月10日
運転中の脱輪は危険な事態です。この記事では、脱輪に備える予防策から脱輪時の適切な対処法、事後の注意点までを徹底解説。万が一の事態に備え、安全運転に役立つ知識が満載です。

はじめに
脱輪は運転中の危険な事態の一つです。突然のタイヤのトラブルにより、車が路外に逸れてしまうと、重大な事故につながる可能性があります。この記事では、脱輪に備えるための準備から、脱輪時の対処法、事後の注意点まで、幅広く解説していきます。適切な対応で被害を最小限に抑え、安全運転を心がけましょう。
脱輪に備える
脱輪は予期せぬ事態ですが、日頃からの備えが大切です。タイヤの点検と適切な空気圧の維持、ホイールナットの増し締めなどを欠かさないことが脱輪防止につながります。
タイヤの点検
タイヤの溝の深さ、ひび割れ、異物の喰い込みなどを定期的に確認しましょう。走行前の確認は必須です。推奨された時期を過ぎたら、新品に交換することも重要です。
また、タイヤの空気圧も適切に保つ必要があります。低すぎたり高すぎたりすると、路面とのグリップ力が低下し、脱輪の危険性が高まります。車検証に記載された空気圧を守りましょう。
ホイールナットの増し締め
タイヤ交換後は、約100km走行したタイミングで再度ホイールナットを締め直すことが推奨されています。これを「増し締め」と呼びます。締め付け不足があると、走行中にナットが緩み、最悪の場合脱輪につながります。
トルクレンチを使って適切な締め付けトルクで均等に締めましょう。増し締めを怠らず、定期的な点検も欠かさないよう心がけましょう。
装備品の準備
さらに、車内に次のような装備品を常備しておくと安心です。
スペアタイヤ
ジャッキ
ホイールナット専用レンチ
発炎筒や三角板
牽引ロープ
万が一の際にすぐに対処できるよう、装備品の確認と適切な収納を心がけましょう。
脱輪時の対処法
脱輪に遭遇した際は、落ち着いて安全運転に注力することが第一です。周囲の安全を確保し、状況に応じた適切な対処が重要となります。
安全確保が最優先
まずは、ハザードランプを点灯し、発炎筒や三角板を設置して、後続車に危険を知らせましょう。ドライバーと同乗者の安全が何よりも大切です。必要に応じて、警察や緊急車両を手配しましょう。
車体は安全な場所に移動させ、エンジンを切ってパーキングブレーキをかけましょう。状況に応じて、路肩やガードレールの手前に停車するなど、安全が確保できる場所を選びます。
自力で脱出する場合
状況によっては自力で脱出を試みることもできます。前輪駆動車だと、前輪が脱輪した際は前進で脱出できる可能性があります。ハンドルを切りながら低速ギアで発進し、車体を道路側に引き上げる方法です。
4WD車の場合も、ハンドルを切りながら低速ギアで慎重に発進すれば、タイヤが路面に食い込んで脱出できることがあります。ただし、無理な操作は避け、専門家に任せるのが賢明です。
ロードサービスを呼ぶ
自力での脱出が難しい場合は、迷わずロードサービスに連絡しましょう。自動車保険に付帯されているロードアシスタンスサービスを利用できます。JAFなどの民間サービスも選択肢の一つです。
ロードサービスの専門家は、クレーンやウインチなどの専用機材を使って、安全かつ適切に脱出作業を行ってくれます。費用もかかりますが、自力で無理な作業をするよりも賢明な選択といえるでしょう。
脱輪後の対応
無事に脱出できても、脱輪による損傷がないか確認する必要があります。また、二次災害を防ぐためにも適切な手続きが求められます。
車体の点検
脱輪した後は、必ずタイヤ、ホイール、サスペンションなどに損傷がないか点検しましょう。目視で確認しにくい箇所は、車を持ち上げるなどして丁寧に点検します。
損傷があれば、修理を怠らず、適切に対処することが重要です。そのままの状態で走行を続けると、さらなる事故につながる恐れがあります。
警察への届出
脱輪は自損事故に該当するため、警察への届出が義務付けられています。人身事故がなくても、建造物を損傷した場合は罰則の対象となる可能性があります。
速やかに警察に連絡し、事故の状況を正確に報告しましょう。報告を怠ると、当て逃げとみなされ、罰則が科される恐れがあります。
保険会社への連絡
自動車保険に加入している場合は、脱輪による損害について保険会社に連絡し、適切に手続きを行う必要があります。
ロードサービスを利用した際の費用なども保険の対象になることがあるため、早めに連絡しておくと良いでしょう。保険会社の指示に従い、必要な書類の準備などを怠らないよう心がけましょう。
まとめ
脱輪は重大な事故につながる恐れがあるため、適切な備えと対処が重要です。日頃からタイヤの点検やホイールナットの増し締めを怠らず、必要な装備品も用意しておきましょう。
もし脱輪に遭った場合は、まず安全確保を最優先します。その上で状況に応じて自力で脱出を試みるか、ロードサービスに依頼するかを判断しましょう。脱出後は損傷の有無を確認し、警察への届出と保険会社への連絡を行うことが重要です。
落ち着いて対処すれば、脱輪は重大な事態に発展することなく解決できるはずです。いつ起こるかわからない事態に備え、日頃から安全運転を心がけましょう。
よくある質問
脱輪の予防対策にはどのようなことが大切ですか?
タイヤの点検と適切な空気圧の維持、ホイールナットの増し締めなどが大切です。これらの日頃の備えが脱輪防止につながります。
脱輪に遭遇したら、どのように対処すればよいですか?
まず、ハザードランプを点灯し、発炎筒や三角板を設置して後続車に危険を知らせます。状況に応じて自力で脱出を試みるか、ロードサービスに依頼することをおすすめします。
脱輪後に注意すべきことはありますか?
脱輪による車体の損傷がないか確認し、警察への届出と保険会社への連絡を行うことが重要です。損傷があれば適切に修理を行う必要があります。
脱輪への備えとして、どのような装備品を準備しておくべきですか?
スペアタイヤ、ジャッキ、ホイールナット専用レンチ、発炎筒や三角板、牽引ロープなどを車内に常備しておくと安心です。
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