オートマ車のエンスト!?緊急時の対処法と予防策を徹底解説
- carweskia
- 2024年6月5日
- 読了時間: 5分
更新日:1月10日
オートマ車がエンストした場合の適切な対処方法と、エンストを未然に防ぐための予防策を詳しく解説。燃料系の不具合、電気系統の故障、エア漏れなどの原因から、エンジン始動の仕方、ロードサービス利用のコツまで、オートマ車のエンストに関する疑問に役立つ情報が満載です。

はじめに
オートマチック車(AT車)は、ドライバーの手動操作を最小限に抑えられる利便性から、現代では広く普及しています。しかし、その反面、AT車にはエンストというトラブルが付きまといます。エンスト発生時には、適切な対処が求められます。本記事では、AT車のエンスト原因と対策、エンスト発生時の対処法などについて、詳しく解説していきます。
エンストの原因
AT車がエンストする主な原因は、以下のようなものが考えられます。
燃料系の不具合
燃料が適切に供給されないと、エンジンがスムーズに回らなくなり、エンストにつながります。燃料フィルターの目詰まりや燃料ポンプの故障、誤給油などが原因として挙げられます。
燃料系の不具合が起きた際は、以下のような症状がみられることがあります。
アクセルを踏んでも回転数が上がらない
エンジンがカクカクする
アイドリング回転が不安定
電気系統の故障
オルタネーターの故障やバッテリーの上がりなどにより、電気系統に異常が生じると、エンジンの制御に支障をきたしてエンストにつながります。
電気系統の異常の際は、以下のような兆候がみられることがあります。
警告灯の点灯
電気製品の作動不良
エンジンのかからなくなる
エア漏れ
エア漏れが発生すると、エンジンに必要な空気量が十分に確保できなくなり、エンストのリスクが高まります。エアクリーナーボックスの亀裂やホースの損傷、ガスケットの劣化などが原因として考えられます。
エア漏れが起きている場合は、以下の症状がみられることがあります。
アクセルを踏んでもエンジンが吹け上がらない
エア漏れ音がする
エンスト時の対処法
AT車でエンストした際は、次のような対処が必要となります。
安全運転の徹底
エンストが発生した際は、まずハンドル操作に集中し、安全に路肩や駐車場などへ車を移動させましょう。ETCゲートなどの踏切での停車は危険なので避け、同乗者がいる場合は降車させるなど、安全確保を最優先にしましょう。
エンストすると、ハンドルが重くなり操縦が困難になったり、ブレーキの制動力が低下するリスクがあります。スムーズな減速操作を心がけ、周囲の安全確認を怠らないようにしましょう。
エンジンの再始動
安全な場所に停車後は、エンジンの再始動を試みます。キーを一旦抜いて数秒待ち、再度エンジンをかけるのがコツです。
再始動できれば、一時的なトラブルの可能性があります。できるだけ無理な運転は控え、修理店で点検を受けましょう。再始動できない場合は、ロードサービスなどの支援を求めるのがよいでしょう。
ロードサービスの依頼
エンジンが再始動できない場合は、JAFやディーラーのロードサービスに連絡し、レッカー車での移動を依頼しましょう。
ロードサービスを利用する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。
発生場所
車種や年式
エンスト前の状況
連絡先
エンストを防ぐ対策
AT車のエンストを予防するには、適切なメンテナンスが不可欠です。
定期点検の実施
メーカー指定の定期点検を怠らず、以下のような部品の状態を確認しましょう。
バッテリー
オルタネーター
燃料フィルター
点火プラグ
エアクリーナーエレメント
部品の状態が悪化していれば、早期の交換が必要です。メーカー指定の交換時期を遵守し、メンテナンスを欠かさないことが大切です。
燃料の適切な補給
燃料切れはエンストの大きな原因となります。燃料計の指示を参考に、余裕を持って給油しましょう。また、指定以外の燃料を補給しないよう気をつけましょう。
燃料は古くなると劣化し、エンジントラブルの原因となります。長期間車を使用しない場合は、新しい燃料を入れ替えることをおすすめします。
運転操作への注意
AT車でもエンストを招く運転操作があります。例えば、アクセルを強く踏みすぎたり、エンストしかけた状態で再加速したりすると、エンストリスクが高まります。
こまめにメーターを確認し、アクセルワークや発進時の操作に気をつけましょう。また、走行中はエア漏れ音がないか確認することも重要です。
まとめ
オートマ車がエンストすると、危険な事態に巻き込まれるリスクがあります。エンストの主な原因は、燃料系統の不具合や電気系統の故障、エア漏れなどです。メンテナンスを怠らず、適切な運転操作を心がけることが予防対策として大切です。
エンストが発生した場合は、まず安全な場所に移動することが最優先です。その後、エンジンの再始動を試み、再始動できなければロードサービスに支援を求めましょう。AT車は手動操作が少ないため扱いは簡単ですが、エンストにはしっかりと対処する必要があります。日頃からエンスト対策を怠らず、安全運転に努めることが重要となります。
よくある質問
ATエンストの主な原因は何ですか?
p: ATエンストの主な原因は、燃料系統の不具合、電気系統の故障、エア漏れなどです。燃料が適切に供給されない、電気系統に異常が生じる、エア漏れが発生するといった問題がエンストの主な要因となります。
エンストが発生した場合、どのように対処すべきですか?
p: エンストが発生した場合は、まず安全な場所に車を移動させ、エンジンの再始動を試みましょう。再始動できない場合は、ロードサービスに連絡し支援を求めることが重要です。
エンストを予防するためにはどのような対策が必要ですか?
p: エンストを予防するには、定期点検の実施や燃料の適切な補給、慎重な運転操作が重要です。メーカー指定の点検を怠らず、燃料切れにも十分注意を払うことが大切です。また、アクセルの踏みすぎや発進時の操作にも気をつける必要があります。
AT車はエンストのリスクが高いのでしょうか?
p: AT車はエンストのリスクが高いといえます。手動操作が少ないAT車は扱いが簡単ですが、エンストが発生すると危険な事態に巻き込まれるおそれがあります。日頃からエンスト対策を念頭に置き、安全運転に努めることが重要です。
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